他人ごとじゃない!?「教育費破産」または「老後に貧困」になるケース。 進学で支出は、いっきに急増!を覚悟しておく。 

  家計簿をつけたり、生活の見通しを立てる時に、まず言われるのは、
子供の教育費。

これは、意外に母あるあるで、「教育費」は高いと思いつつ、
大学に入る前までには、実感できない。

初めは、高校受験など、教育費にしてはユルく出費していくことから始まるので、
「私立でも、まあいいよ」などと、甘い気持ちになったりしますが、
このユルく見える坂道が、大学など、進学を目指すと、
高校の学費に加えて、受験を見すえた塾通いでユルく始まり、
(本当はユルくないですが、大学などにかかる全体を考えると、ユルいほう。)
大学受験料、入学金、授業料、などと、
その出費の額がドーンと大きくなって、急な坂道になるイメージで、それが、その時だけで止まらずに、何年も長く続く感じです。
そのため、子供が大学を卒業するころには、親が多くのローンを背負うことになったり、家計が破綻したり、ということもあり、
それは「教育費破産」という言葉があるほど、よくあること。
教育ローンを利用している親は約17%もおり、決して少ない数ではないのだそうです。
(コチラのサイトの記事に載っていました。
外部サイト『読売新聞オンライン『教育ローン「わが子のために」で老後破産?』』)

とくに子供が一人だったり、家計に余裕のある収入を得ている人のほうが、
危機感がなく、要注意だったりして、
子供が小さい頃、多くの習い事をさせていたり、
いい服を着せていたり、
親自身も余裕のある生活をしていたところから、数年で転落し、
その後、年齢的にも定年を迎えるなどで親自身の収入も大きく減り、
さらに、子供が大学を卒業してからも、親自身の老後の生活は続く。

大学卒業後も、若い頃は多くの稼ぎがなかったり、
子供も自分の子供(孫)を教育していかなければならず、
子供が親の経済を援助してくれるということを期待しないほうがよいので、
教育費破産までいかなくても、
老後の資金が、子供の教育費に取られて、ほぼなくなって貧困生活になったり、
若い頃のように豊かには暮らせないという現実が、多くあるようです。

子供と「この大学に進みたい」という話をしている時点では、
貯金にもまだ余裕があり、夢があり、
自分も現役で働いていて収入があり、
子供にしてあげられることは、してあげたいと思うのが親心。

ただ、大学の受験料(平均すると5つぐらい大学を受けるのだとか)や交通費、
場合によってはホテルなどへの宿泊費、
滑り止め大学への入学金の納入(その大学に入らなくても返還されることないお金、数十万円)、
それとは別に、合格した大学に入学金と前期授業料(1年の半分の授業料を一度に納入)を納め、大学生協や保険に加入し、
今まで高校生活を共にした友達とのお別れ会、
入学式に着る服や、大学になってから着る服を準備、
その時点で、大学の「後期の授業料」を払っていない段階でも、100万円越えの金額になったりしますが、

ここにさらに、場合によっては、一人暮らしの費用がかかったり、
また場合によっては、浪人の費用がかかる、
そして3月までは塾代もかかる、
などと払っていくと、

大学に入学する、という2~3月ぐらいの時点だけで、1カ月間に軽く(一年分ではなく前期分だけの授業料を払った段階で)100万円以上のお金、プラス、それとは別に、浪人や一人暮らしなどの費用がかかることが多く、この辺から「教育費がかかる」という実感が始まる感じだと思います。
そして、このような出費が大学卒業まで続き、
さらに留年があったり、進学や方向転換があったり、
また、自動車教習所に通うなど、
オプションで出費が増える場合もあり、
高校までとは、単位の違うお金がどんどん出費されていく。

それまで貯めていた貯金は、目に見えて大きく減っていき、
こんなはずではなかった、ということも多々あるようです。

そういう出費をすべて把握して計算しておく、ということが完全にできることは難しいかもしれませんが、
知って、調べて、余裕のあるプランを自分の中で組み立てておく、
奨学金も、半数ぐらいのかたが利用されるようです。

経済的な理由から進学しないかたも多いですが、
むしろ、子供を大学に行かせている親が、こんなに多いということのほうが凄いのではないか?と思うほど。

子供が小さいうちに貯金をしておくことが大切、ということは、
よく言われることですが、
大学に行かせようとすると、かなりの出費があることを、あらかじめ計画の中に考慮しておくと、
破綻することなく、あとから心配せずに過ごせることも多いように思います。

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