人間関係で上手くいかない原因は、「言葉」。 いつも誤解される人は、言葉の言い回しに気をつける。(発達障害さんにとっての、「ぶぶ漬けでも、どうどす?」)

 発達障害は、人によってそれぞれ特徴が違い、
全員が「言葉」が苦手だということではありません。
ただ、こういう場合もありますよ、ということで書いてみます。
(発達障害だけでなく、普通の人(定型)にも、こういうことが、よくあると思います。)

 最近見つけた、発達障害をもつ加登怜(かとうれい)さんのユーチューブ。
『発達障害(ASD)が会話でもめる例』

 これが非常に分かりやすかったです。

見ると分かるのですが、
鉄板焼き屋さんで、彼氏から「食べたら?」と言われ、
その真意をとらえきれなかった発達障害(アスペルガー)の加登怜(かとうれい)さんが号泣してしまった、
というお話で、
「美味しいから、食べたら?」という意味だったのに、
彼氏が「食べたら?」としか言わなかったために、「美味しいから、食べたら?」という意味だったと理解できなかった、という内容なのですが、
(加登怜(かとうれい)さんは、他にも発達障害の特徴を教えてくれるユーチューブをたくさん出されていて、分かりやすく、登録者数も多く再生されています)

でも、これを見ると分かるのですが、
いわゆる普通の人(定型さん)には、
なぜ?分からないのか?、が、分からないぐらい、
当然分かるはずの会話。
(ユーチューブを見るとよく分かります)

(ここからは、加登怜(かとうれい)さんとは、全く関係ない内容になります。
かとうれいさんが、こういう特徴を持つ、ということでは、全くありません。)


 発達障害さんでよく聞くのが、『言葉を「言葉どおり」とらえる』という特徴。
よく、発達障害さんの特徴で「冗談が通じない」ことがある、とも言われたりしますが、

例えば、京都で「ぶぶ漬けでも、どうどす?」と言われたら、
それは、帰れ、という意味だそうで、
ここまでくると、普通の人(定型さん)にも分かりにくい表現として、
逆に京都の特徴の一つを表すような、有名な言葉になっていますが(笑)、

発達障害さんにとっては、そんな感じの、ぶぶ漬けトラップが多く存在している感じだと思います。

例えば、お付き合いしている異性に
「君の作った味噌汁を、毎朝飲みたいな」と言われたら…、
それはプロポーズの定番?てきなセリフなわけですが、

なかなか、理解できない。かも。

それが理解できないタイプの発達障害さんの場合、

「はい」と答えて、
翌日から、スープジャーに味噌汁を入れて持参。
満面の笑みで、「はい、これ、お味噌汁」と渡して、
それに対して、相手がなぜ?喜ばないのか?
全く分からない。
(味噌汁の話が、プロポーズだとは思わない)
というような感じ。

だいたい「毎朝、味噌汁を作ってくれ」と言われたら、
「毎朝、味噌汁を作ること」だとしか、思わないです。

 正直、この例だと、普通の人でも分からない場合もあると思いますが、
こんな感じがちょっと強くて、
普通(多く)の人が、当然として分かるものが、
時々抜け落ちたように分からないというのは、
イメージとしては、童謡の「クラリネットを壊しちゃった」で出てくる歌詞、
「♪ドとレとミの音が~でな~いっ♪」みたいな感じで、

「みんなが当然として聞こえている音の、どれかの音」が、
一つ抜けて、時々、自分(発達障害さん)にだけ聞こえていない音がある、
というような感じ。

 そんなふうに、人とトラブることや、人間関係が上手くいかない原因を、
なぜ?上手くいかないのか?
その原因を、実は本人が気づいていないことも、多いと思いますが、

 発達障害さんの、人間関係トラブルの原因は、「言葉」が分かっていない、
という場合もあるかも。

 でも、これが、あからさまなぐらい、
はっきりと、「この人、言葉が分かっていない」と分かるレベルではなく、
95%のほとんどの日本語は分かるけど、5%ぐらい、全く聞こえていない(分かっていない)という感じだと、

相手が、『この人は、「言葉の意味(真意)が「分からなかった」んだな』とか、
『この人は、「そういう意味(真意)で言ったのではないな」』とは、気付かないので、
そのまま「誤解」され、
発達障害さんの気持ちが全く理解できず、
「いつも誤解される」とか、しょっちゅう誤解される、という状態になり、
人間関係では、上手くいかないことも多いと思います。

(この「言葉が分かっていない」は、
『聞く』ことを誤解するというパターンと、
そういう意味(多くの普通の人の考えるような意味)ではなく、使ってしまう(『言う』)の2パターンで間違うことがあります)

普段、普通に話ができて、日本で育った日本人が日本語を使っていて、
特に言葉に問題がなく、本人の自覚もなし。
本人も気づかないところで、実は「言葉が分かっていない」ということがあると、
本人も、周りの人も、
トラブった後も、「言葉が原因で誤解が生じている」ということに気がつけなかったりする。

日本語という同じ言語を使っているはずで、
日本語を理解しているつもりで、
でも、微妙な所で、ふと分からないところがあり、
それが、相手にも自分にも分からないことで、トラブル。

「そんなつもりではなかったのに。」
ということが連続で起こったら、
そういうことを疑ってもいいかもしれません。

 そういう疑問を持って、
トラブったときに、
なぜ?トラブったか?を考えていくと、
だんだん、自分が何で?どんな時に、トラブルになっているのかが、分かっているようになってきて、
そこに気をつけられるようになる。

京都の「ぶぶ漬けでも、どうどす?」が、
「帰れ」という意味だと、
一度「知る」ことができると、
次からは、
「では、これで失礼します。」と言え、
難なく対応できるように、
その原因を知ることができると、
それに対して理解し、適切な対応をとれるようになるので、
自分でトラブルの原因を一つ一つ考えて、覚えて、対応していけばいいと思います。

学んでも、また、新しいぶぶ漬けトラップがでてきて、
それで100%のトラブルを防げることではなかったとしても、

一つ一つ覚えていくと、だんだんトラブルを回避できる、その確率が上がっていく、という感じ。

 こんなに気を遣って、気をつけても、トラブるんだ私、
という時には、

もうしょうがない。
トラブりながらも、「また今回も、一つ覚えた」と思う。
(トラブったこと、どうしようもできなかったことは、しょうがない。)
一言、「運命」など、諦められるような言葉で解決(納得)するのもいいかも。

運命というか、障害というか、
何か事件が起こることで、それを一つ一つ乗り越えることが出来る。
(ぶぶ漬けの言い回しのように、覚えていけばいいだけ。)

そうして解決していく。

 発達障害さんだけでなく、普通の定型さんにも、こういうことはあり、
でも、「こういうことがある」と、知っていることが出来ると、
自分でも学んでいくことが出来ますし、
何かトラブルが起こったときに、
「もしかしたら、言葉が理解できなかったのかもしれない」と相手を理解することもできます。

 人と人との間には、トラブルがつきものだったりすることがよくありますが、
その原因の多くは、意外にも「誤解」。

そう考えると、勿体ない気がしますが、
人から誤解されることを避ける、だけでなく、
自分も(相手に対する)誤解だったのではないか?と考える、

そう意識していくと、自分も人も、幸せになりやすいかと思います。


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