会話を、たった3つの言葉でこなす。 人間関係、空気が読めなくても大丈夫。 空気を読む方法? 

 「KY」(空気が読めない)は、2007年の流行語大賞にノミネートされるなど、
一躍注目を集めた言葉です。

最近「KY」というアルファベットは、以前ほど聞かれなくなりましたが、
「空気が読めない」という日本語は、すっかり定着し、
その言葉がなくてはならないと思うほど、よくある情景を切り取る共通の言語として、自然な会話の一部によく使われるようになったと思います。

 空気は、いつも読み切れるときばかりでなく、
「自分はあの時、空気が読めていなかったな」と、あとから反省することも多いのではないか、と思いますが、

これが比較的重症でいつも「空気が読めてない」と思う人が、
「じゃ、どうしたら読めるようになるの?」と、治療法を考えると困難。

でもこれを、空気を読めようになる方法、と考えず、
空気を読めたような行動がとれる方法、を考えるといいかもしれません。

 発達障害の自閉症スペクトラムにも、人の気持ちが分からない、空気が読めない、という特徴があることがあるそうです。
その場の状況や、相手の表情から、空気を読むことができず、
その場に合った言動がとれないことも多い、ということですが、
(「発達障害の中で、そういう特徴も持つ人がいらしゃる」というだけで、発達障害者さんが皆、空気が読めないわけではありません。)



その結果、本人の気持ち的には、悪気がなく、善意であっても、
言動から悪意に受け取られたり、
人と上手くいかなくなることがあるようです。

また、そのことで、
自分の周りにいる多くの方々との人間関係が上手くいかなくなくなり、
あちらでもこちらでもトラブルを起こして、
自分が悪いんだと落ち込み、
(しかし本人に悪気はなく、どこが悪いかは分からない)
うつになったり、精神的な病気になっていくことを、
発達障害の「二次障害」というそうですが、
よくあるケースだそうです。

 人は、その人の言動や様子から、
その人の考えていることや、人となりを判断してしまうので、

「その人の心の中で思っていること、気持ち」と、
「それを表に表現するときの言葉や行動」、
その二つに違いがある場合には、
悪気がなくても、本人の知らないうちにトラブルが発生。

また、本人は善意のつもりでも、周りの気持ちを察することができず、
周りの期待する行動がとれなかった場合にも、トラブルが発生。
(空気が読めず、その場に合わせた言動がとれない等の場合)

本人がどういう人か、どんなことを考えているか、
ということに関係なく、トラブルに巻き込まれてしまうことがあります。

まだ子供のうちは、
「分からないのね」と周りの大人が許してくれるところがあるのですが、
大人になると、
「いい年をして」という観念もあり、
なかなか子供の頃のように大目に見てもらえず、
発達障害の特徴だと気づかれることがなく、
ただ、嫌な人だと思われてトラブル、ということもあるようです。

 さて、NHKのテレビ番組では「発達障害」に注目して、それを広く認知してもらうように放送していたこともあり、
発達障害の方を招いて、話を聞いたり、
こういう特徴があるということを紹介したりしているのですが、

もうかなり昔になりますが、そういう番組を見ていて、
「空気が読めない」、「なくしものをしてしまう(今置いた場所をすぐに忘れてしまう?)」という二つの特徴をもつという、発達障害の30歳代男性が、
どのように空気が読めないことを克服して日常生活を送っているかを話されていました。

まず、なくしモノは、たくさんポケットのついた仕事用エプロンバックをウエストポーチのようにつけて常に持ち歩くことで、
(看護師さんなどがよく腰につけているようなバッグでした)
必要なものをなくさずに済むようになったと克服されていました。
鍵や携帯電話、ペンなど必要なものを、全てバッグに入れて常に身に着けていらっしゃるそうです。

 さらに空気が読めないことに関しては、
たくさんの人間関係の本を読み、
なんとたった、三つの言葉で返事をすることで、会話がスムーズに進みやすいことを発見。
その言葉、実は本当にうろ覚えなのですが、
(ここが肝心なところ!(笑) そこはしっかり覚えておこうよ、というところですが(笑))
たしか、「どうも」と「ホンマ」と「ありがとう」、
みたいな3つだったような気がします。

まず、会った時に「どうも~」(と人を受け入れる)みたいなことで会話。

会話の途中には合いの手、
「ホンマホンマ?」(標準語だと「それでそれで?」など)と会話をうながし、
相手の会話のいいことに対しても、悪いことに対しても
「ヘェー、ホンマ~」(そうなの、そうなんですか)で、合わせる感じ。

(人は「自分の話を聞いてもらいたいもの」、そして、「自分の話に合いの手をいれてもらいたいもの」。
なのでそこを認識して、
「合いの手」イコール「うん、うん」とか、「それでどうなったの?」とか、「へぇ~」、「そうなんだ」、「ホントホント?」、などと合いの手を入れることで、相手が気持ちよく話せる、
ということがあるので、これは本当に的を射ていると思います。)

で、終わりには「じゃ、ありがとう!」みたいな会話でしめる。(笑)

 結果、今でも空気を読むことはできませんが、
こう言って来たら、こう返そう、
と、ある程度、返す言葉を決めておくことで、
だいたい7割ぐらいは、その場に合った返答ができるようになったと話されていました。

これを教えてくださるときも、全く空気が読めないという感じのしない、
普通の会話で、
まったく違和感を感じなかったです。
司会の人も、まったく違和感を感じず普通に会話されていますね、と、聞いたところ、
本人は、自分なりのそのルールで話しているのです、というようなことをおっしゃっていました。

この男性は、結婚しようと、積極的に女性に出会い、
出会った女性に、この自分なりのルールで会話をし、
結婚相手を見つけようと、意思を持って、
なるべくたくさんの女性と出会って会話して、その中で、結婚相手を見つけることが出来て、結婚されたのだそうです。

今は、高齢者介護施設にもAIロボットを入れ、
高齢者と会話させることで、高齢者のかたが癒されたり、
高齢者のかたが「おはよう」などとAIロボットに話しかけるようになって、
自分からよくお話をされるようになり、

(私の見たテレビでは、高齢者に「おはよう」と話しかけられたAIロボットが、
「おはようございます。今日はいい天気ですね。今日の気温は何度、湿度は何パーセントです」。みたいな返答をしていました。(笑))

人の心の明るさに、良い効果が出てきている、ということがあるそうですが、

考えたら、必ずしも人の表情や状況から、感情や空気を読み取る、ということが出来なくても、
AI(人工ロボット)にも、人は心を動かされたり、好感を持ったりします。

その理由は、たぶん人は「同調して、合いの手」を入れることで会話の大部分をつなげることができるから、
心地良く話すことができるからなのかもしれません。

現在、人間と会話できるAI(人工ロボット)のプログラムはまだ開発途中だそうですが、
会話して適切な答えを返せるパーセンテージは、
だんだん上がってきているそうなので、
人間もそのように考えて、対応していけば、だんだん人と上手くいく会話のノウハウを身に着けていくことができるように思いました。 


 この3つの言葉の話し方、コチラの記事に書いた斎藤一人さんの魅力の話に、見事に当てはまっていて、人間関係の法則の的を射ている気がしました。
(コチラの記事。『「素敵で、魅力的な人に、なる方法」 現実になれる「実践」。 【文字起こし】斎藤一人さんの『魅力の話』。 100回聞き。 人を惹きつける「魅力」が、つきます。』


そのひとりの「働きたい」にこたえる。【LITALICOワークス】




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