不況や、高齢化にも。 お金は、先を見通すこと。 生活の不安を解消するのに、まず行うのは、「家計」の見直し。

 新型コロナウイルスの影響で、「お家にいよう」ということになっていますが、

病気で死ぬのか?
経済で死ぬのか?

ということが、言われています。

 ここまで、人がお金を使えない状況、仕事をできない状況ならば、
不況が来る、経済がしぼんでしまうのは、間違いないので、
今から、しっかり家計を見直しておくのが、いいと思います。

 1900年代の初頭に起こった、スペイン風邪は、世界で極めて多くの死者を出し、「最も多くのヒトを短期間で死亡に至らしめた記録的なもの」と言われているそうです。
(各国の情報操作により、正確な死亡者数は不明)

その状況が、今の新型コロナウイルスの感染状況と似ているということなのですが、
スペイン風邪は、より悪性を強く、ウイルスを変異させて、
第1派、第2派、第3派、というように、
比較的長期にわたって、感染、死亡者数を増やしました。

 日本では、スペインかぜの『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
1918年8月~1919年7月 感染者 2116万8398人 死者 25万7363人 死亡率 1.22%
1919年9月~1920年7月 感染者   241万2097人 死者 12万7666人   死亡率 5.29% 1920年8月~1921年7月 感染者   22万4178人 死者        3698人 死亡率 1.65%

 合計 感染者 2380万4673人 死者 38万8,727人 死亡率 1.63%

という、内務省衛生局編『流行性感冒』による統計数値があり、
第1派より、第2派の方が高い死亡率となっています。
現在、世界的な自粛や往来の禁止により、
かなりウイルスの猛威は抑えられたように思いますが、
今後の懸念がなくなったわけではなく、
病気的にも、経済的にも、長期戦で見ていく構えが必要だと思います。

 さて、家計の見直しですが、
まずは、家計簿をつけることがお勧めです。

 とくに、贅沢をしていないのに、家計を圧迫しているものがある、という時には、
それが保険料ということも多いので、
 目的にあった、掛け捨て型の保険で、保険料を抑えたり、
(病気に備える、死亡に備える、など、目的を絞る)
今まで掛けていた保険で、把握していないものがあれば、見直しをすると、いいと思います。
地域や生協、職場などの団体保険を利用することもできるので、
まず、自分がいくら保険料を支払って、どのような保険に入っているかを確認、認識して、検討してみるといいと思いました。
(コチラの記事。『「家計の見直しは、必要」。 自動車保険、火災保険、 保険料の比較。』 
サクッと説明すると、
ネット上で自動車保険、火災保険は、保険料の比較ができるので、
比較して見るといいという内容と、
住宅ローンの借り入れ料率などを複数の銀行や信用金庫などで比較してくれるところがあるので、そういうところで教えてもらうといいという記事になっています。)

 前回は、
家計で困らないようにするには、家計簿が大切ですが、今まで付け続けられなかった方も、「後から、まとめてつけられる」と知ることで、挫折もなく「つけられるようになる」という記事を書きました。
(コチラの記事。『お金が欲しい、お金に困らない方法は、「家計簿」をつけることから。 家計簿を「つけ続ける」方法。 家計簿は、ためても「まとめづけ」ができます。 』)
今、流行っている家計簿の一つに、いちのせかつみさんの「一行家計簿」があるのですが、
家計は、収入と支出のバランス。
なので、家計簿つけの苦手な方は、まず簡単に、収入と支出の額だけでも把握して、
自分の家計が赤字で将来困るのか?
黒字でいくら余裕があり、備えはどれぐらいできるのか?
というシンプルなところから把握するのがいいと思います。
 家計を立て直す、というと、大掛かりで、やることが沢山ありすぎる感じで、
実際に何をしていいのか?分からなくなる可能性があるので、
家計を見直すなら、まず固定費の見直しから。
毎月落ちていく、保険料などの額を見直す。

例えば、「こんなに手間をかけて、月1000円しか変わらない」とか、「数百円しか変わらない」ということであっても、それが毎月になれば一年で12,000円。
10年で12万円。
30年で、36万円が手に入る。
固定費を見直す、とは、そういうことで、実際には、もっと大きな額の節約になることが多いので、調べてみる価値は大きいです。
「家計の見直しは、必要」。 自動車保険、火災保険、 保険料の比較。

 年金の支給開始年齢が、どんどん上がるなか、
高齢になれば、定年を迎えるという現実。
遠い先の話だと思わずに、その未来は確実にやってくる、と思えば、
今からの備えが、とても大切だと気づく。
年齢を重ねれば、若い頃のような体力を保持できるとは限らず、タクシーに乗ることも多くなり、ますますお金が必要、大切になってくる。
それを想定して、備えておくといいと思います。

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