著者は、東北大学加齢医学研究所 所長 川島隆太先生。
川島隆太先生は、3DSゲームの「脳トレ」のテレビコマーシャルなどもあり、
知名度もある先生なので、本屋さんで先生の本を見つけた瞬間、
「認知症の脳もよみがえるんだ!」と思いました。(笑)
(3DSの脳トレゲームも、ウチにもあります。)
本書によると、認知症は、完治させる治療法がない病気、「なったら終わり」というのは、
過去の話だそうです。
身体の筋肉でもそうですが、使わなければ衰える。
これは、脳にもいえることで、毎日使うことで、活性化され、
認知症のかたも、劇的に改善。
家族の顔を認識できるようになったり、
会話が通じるようになったり、
時間と空間を特定した記憶を取り戻したり、
オムツが取れたり、
凄い効果の実例があるそうです。
きちんと説明のあと、本書の後半部分は、実際のする頭の体操が書かれていて、
現実に取り組むことができます。
簡単な計算や、記憶などのトレーニングで、
難しいものをやる必要はなく、
それよりも、
簡単なモノを、スピード勝負で、1日10~15分、毎日続ける、と効果があるそうです。
必要なのは、簡単なトレーニングを続けること。
それで脳は、劇的に動き出しす。
使わなければ、衰えますが、
使えば、何歳になってからでも、どの時点からでも、改善が見込める。
もちろん、認知症予防にも、効果的があります。
本書を読んで、挑戦する価値は、十分にあると思いました。