セレブか? 収入の少ない生活か?
と、選べるなら、
私もぜひセレブを選びたいところですが、(笑)
これを子供のうちに選べば、実現しやすい、ということもあるようです。
最近よく聞く「格差社会」、「子供の貧困」という言葉、
ニュースなどでも何度も取り上げられ、NHKなどの番組にも何度も取り上げられていますが、
一億総中流と言われた、かつての日本から、最近は「格差社会」で、
格差が広がり、お金持ちは、ますますお金持ちに、
貧乏はどんどん貧乏になっていくことが多いと言われるようになりました。
また、同時に取り上げられるのが、「教育格差」。
「教育格差」は、親の収入によって、子供の受けられる教育レベルが違い、
親が高収入であれば、子供も高学歴になりやすい、ということでもあるのですが、
東大生の親の6割が、年収950万円以上。
お金持ちの親が、子供が幼いうちから教育にお金をかけ、学力をつけさせて、
高度な資格や、学歴をつけるように子供を育て、
経済的にも豊かになった子供が、さらにその子供(孫)に多くのお金をかけて高い教育をしていく。
これを代々、子々孫々続けていこう、
という、いわばプラスのスパイラル。
対して、その逆転を狙う親子のノンフィクションベストセラー、『下剋上受験』の著者である、桜井信一さんは、中卒。
中卒の親の子供は、高卒か大卒になったそしても、一流難関大学にまでは進学することが少なく、
ずっと超一流の学歴の社会には入れないような、
負のスパイラルに陥りやすいのだということが書かれていました。
『下剋上受験』は、中卒である著者の桜井信一さんが、
この負のスパイラルから、娘を抜け出させようと、一流最難関の中学受験に親子で挑んだノンフィクション。
ベストセラー本となり、阿部サダヲさんと深田恭子さん主演でドラマ化もされました。
中卒の日常を書いてある場面は、面白おかしくも読めるのですが、
大変さやリアルな感じも伝わってきて、
自分の娘には、この世界から抜け出し、
もっと高い一流の世界で生きていって欲しいという願いが、感じられます。
そしてこれは、現実的に早期決戦によるところも大きく、
子供のうちの教育で、将来の収入額が決まることも多く、
子供のうちから勉強し、
学力や、技術をつけると有利。
(高額収入になりやすい)
学校を卒業して社会に出てしまってからでは、
滅多なことではひっくり返すことができない階層もあるのだそうです。
そのことを現実として体験している中卒のお父さん(著者)が、
中学受験を思い立ち、娘さんに伝え、家族協力して、娘さんの難関中学の受験を志すのですが、
(今は、東大などの合格者の多数派が、中学受験のある中高一貫校出身者のため、
まず中学受験の合格を目指す)
ドラマ化された『下剋上受験』では、
まず、小学校5年生で塾に入ろうと、入塾テストを受けると、その成績結果で、
「あなたはこのレベルの大学ですね」と塾で大学のランク(レベル)を決められ、
それなりのレベルの教室に案内される、というふうに、
その時点(小学校5年生)で、目指せるコースがもうすでに決まっていて、
東大を目指してる?? 何をバカなことを言っているだ、てきに鼻で笑われるシーンが印象的でした。
小学校5年生からなら、まだまだ上を目指せるのではないか?
始めはレベルの低い教室に通されても、
そこから上がっていくことが多いのではないか、
と思われるところですが、
何年通っても、この教室から上位の教室に移れる子供は少数派。
塾の中でもレベルの高い教室に入る年齢は、意外にもかなり低年齢で決められていて、
それを過ぎると、難しい入塾テストがあったり、一気に入りづらくなることも多いようです。
大人になってから、豊かな収入や一流の生活への下剋上、逆転も厳しいのですが、
子供にも年齢制限があり、
気がついた時には、勝負がつき始めている、ということも多いようでした。
さて、「下剋上受験」は、ノンフィクション。
現実にあった体験を書いているのですが、
このお父さんは頭の良い方で、自ら勉強して娘さんに教えます。
お父さん(桜井信一さん)の作った算数のテキストは、
今も多くの書店に置かれ続けていて、
スペース的限られ、書店に置かれる多くの本が消えていって入れ替わる中、
本当にスゴイ事だと思いました。
「下剋上受験」に書いてある内容は、学歴で苦労されたお父さんが、
リアルに、この階層の世界に娘をおきたくない、と思ったところからスタートしているのですが、
読むと、理想的ではない現実に、
ウチも受験させようか?
という気持ちになります。
(単純ですが。(笑) 面白おかしく書かれているのですが、ご苦労されているお父さんの現実が、しんと心に響きます)
同じ頃、高校二年生から猛勉強し、偏差値を40上げて慶応義塾大学に合格した、「ビリギャル」こと、
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』も、
(こちらの記事。『『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』坪田信貴 著。 心理学?ビリギャルを合格させた、塾ノウハウも書いている本。』
)
大ベストセラー本になり、映画化されました。
昔は、教育熱心な母親を教育ママ、と呼び、
「お受験」は、どちらかと言えば社会で非難されるような目で見られることも多かった気がしますが、
今、受験は子ども一人で戦うには、過酷すぎ、
教育にお金をかけ、親が全力で子供を応援することが、以前より一般的になってきたように思います。
日本では、納税額累計日本一の斎藤一人さんも中卒。
決して学校の勉強や、学歴だけではないですが、
自分が生きているうち、手伝えるうちに、
できるだけ子供を手伝って、少しでも何かを身につけさせてあげたいと思う親心。
何より、なにかを一所懸命にした経験は、その後に活きると思います。
学生の頃、もっと勉強しておけば良かったな、と思っていたり、
子供にもっと勉強させたい、と思っている時に、
小学生子供と親がタッグを組んで中学受験に挑んだノンフィクション、
『下剋上受験』は、厳しい現実と、あつい親心に、気持ちを動かされる本。
読むと一気に、子供の将来、現実を意識し、
教育熱心な親になってしまうかもしれない本だと思いました。
関連記事
☆ 小学校の先生に聞いた「子供の、成績の上げ方」。 成績下位から成績上位へ急上昇する方法。 (深海魚さんも大丈夫な、成績を上げる方法。) 国語の勉強の仕方。
☆ 大逆転のノウハウ。 『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』坪田信貴 著。 ビリギャルを合格させた、塾ノウハウも書いている本。
☆ 子供の教育は、どうすれば、将来、稼げるようになるのか? 科学的な検証データーを調べた『「学力」の経済力』 中室牧子著。 テレビ「林先生が驚く 初耳学!」で紹介された、「日本国民全員が持つべき」一冊。
☆ 子供の休校中。 家で「映像授業」は必要。 「スタディサプリ」は格安で、2500校以上が導入する信頼感、「トライイット」は無料。
-
▼
2020
(86)
-
▼
5月
(60)
- 自分の心の凹みを見透かされると辛い、心の傷の、克服の仕方。
- テレビ「王様のブランチ」で放送していた、5分で出来る「丼ぶり」ごはん3種 レシピ。(2020年5月3...
- パリコレの日本女性メイクアップアーティストCeCeさんの、プロのメイクレッスン。 無料ユーチューブ。
- 『認知症の脳もよみがえる 頭の体操』東北大学加齢医学研究所 所長 脳科学者 川島隆太 著。 認知症が...
- 時短、「たたまない洗濯」。
- 「洗濯」のラク家事。 「洗う、干す、取り込む、たたむ、しまう」を一か所にする。
- ネットを見ても、人より笑う率が少ないかもしれない私が、 笑ってしまった、記事。
- 人つき合いが上手な人は、気さくで、人に垣根を作らず、ざっくばらんに話す、「ように見える人」。
- 人が、どういう人を頼り、どういう人を頼らないか、を考える。 自分を応援してくれる人。
- 他人にとって都合のいい価値観から、素早く撤退。 『上手くいく方法』は、上手くいかないときに 「この...
- 人間関係。「私、弱いの。同情して」作戦は、逆効果。 これで辛い目にあいます。
- 人間関係は、演技をすること。 「自信のある、フリ」は大切。
- 人間関係。 苦手なら、多くを話さずに、聞き役に回る選択もあり。 人と上手くやっていくためには、「イメ...
- 人間関係は、「パターン」。 上手くいくパターンを覚える。
- 安い! 主婦の熱いスポット?「業務スーパー」に行きました。 2020年
- 発達障害さんや、正直な方の人間関係マニュアル。 人間関係は、「本音を言わない」ことから。 いい人が嫌...
- 「悪口を言われたら、こうしな」(3) 何でも成功する人、のコツ。 斎藤一人さんの「覚悟の話」【文字起こし】
- 「悪口を言われたら、こうしな」(2) 斎藤一人さんの教え 【文字起こし】 「人間関係のコツは、ウソを...
- 「悪口を言われたら、こうしな」(1) 斎藤一人さんの教え 【文字起こし】 悪口を言われた時、どうす...
- ズボラさんも大丈夫? 家事をラクラクこなす方法。 ラク家事の秘訣は、「さりげなく」すること。 そこを...
- 片づけの呪文、「片付けるのではなく、散らかさない」こと。 キレイなお家は、いつもキレイ。
- 中高一貫校「15歳で肩たたき」、成績で高校に進学できないことがあるかどうか? 塾の先生などの聞いて入...
- モテたい、彼氏が欲しい、結婚したい、ときに、すること。
- 授業料だけでは分からない、中高一貫校の「学費」。 学校説明会で確認。
- 中高一貫校、深海魚が浮き上がる方法。 成績の上げ方。 入学後に心構え。
- 人生すべてのことに通じるかも。 『下剋上受験』の著者、桜井信一さんの、受験に合格しなかった理由の言葉...
- 「スタディサプリ」と、「スタディサプリENGLISH」の違い。 両方、使ったので違いを書いてます。
- 「子供の、成績の上げる方法」。学校の先生に聞いた、成績下位から成績上位へ急上昇させた方法。 (深海魚...
- セレブか?貧乏か? 代々続きやすい?階層の負のスパイラル。 その大逆転を目指す親子のノンフィクション...
- 大逆転のノウハウ。 『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』坪田信貴 ...
- 子供の教育、どうすれば、将来、稼げるようになるのか? 科学的な検証データーを調べた『「学力」の経済力...
- 家の中で、「映像授業」は必要。 「スタディサプリ」は、2500校以上が導入する教材。 「トライイット...
- 「退職代行」。 疲れ切る前に自分を守る。 会社を辞めたい、ブラック企業?と思ったら、弁護士さんの「退...
- 会話を、たった3つの言葉でこなす。 人間関係、空気が読めなくても大丈夫。 空気を読む方法?
- 『嫌われる勇気・幸せになる勇気』、アドラー心理学における、結婚する、彼氏彼女をつくる方法は、行動する...
- 見た目は大切。 手肌をキレイにする方法。 「手荒れ」の原因、荒れずに過ごせる方法と、「絹手袋」。
- 「気遣い出来る人」になる方法。 まず、人間ウオッチング。
- 『幸せになる勇気』岸見一郎、古賀史健 著。 大ベストセラー「嫌われる勇気」の続編、完結編。 人間関係...
- 『嫌われる勇気』岸見一郎、古賀史健 著。 今注目されるアドラー心理学による人間関係の解説、基礎から分...
- 最高に「運」を良くする。 掃除せずには、いられない話。 『掃除は、最高の神事』斎藤一人さんの【文字起...
- 婚活。 圧倒的な、魅力の秘密。 「優しさ」を感じさせる、壇蜜さん。
- 「悩みに対して、打つ手がない時」も、有効。 「人に親切する、人のために行動する」(徳を積む)。 徹底...
- 人に陥れられてしまう人の特徴。 人にハメられない方法。 「これは直した方が人生上、得です」。 斎藤一...
- 『美開運アイライナー』(銀座まるかん)感想。 日本人に一番似合う、さりげないキレイ色。 肌に優しく、...
- 万病の原因の一つは「腸の汚れ」。健康になりたい、腸をキレイにしたいとき、『ゴッドハートダイエット青汁...
- 『大セレブフェイスカラー』感想。 あるようでなかった、ツヤと輝き。 つけてるだけで伝わる、セレブオーラ。
- 『大セレブスプレー(美容液)』銀座まるかん。口コミ感想。 日本一売れてる会社の美容液を、化粧の仕上げ...
- 『まるかん マスカラ』感想。
- 『未来の青汁 ウルトラ パニウツ元気』(銀座まるかん) 感想。 「うつ」の原因は、食べ物も大きい。 ...
- 『No.1クレンジングオイル』(銀座まるかん) 使用所感。 毛穴の中までスッキリ落ちて、しっとりスベ...
- 『顔パワー洗顔パウダー』(銀座まるかん)使用所感。 つるつる、スベスベ、しっとり、清潔感満点の、キレ...
- 『ひとりさん コラプル 恋の美魔女ジェルクリーム』(銀座まるかん)使用所感。 肌にジェルでたっぷり水...
- 『ひとりさん ホワイトクリーム』(銀座まるかん)感想。 効果は、もはや神的でした。
- 『形の話』(五つの傷) 斎藤一人さんのお話【文字起こし】 。 人は、傷を治すために生まれて来た。 生...
- 悩みを解決するのは、「時間」。 失敗した、と思った時、大切なのは、ゴハンと睡眠。
- 宮本真由美社長『イヤな人とさよならできる最幸の方法』。 異性でも同姓でも、別れた方が幸せになれる人もいる。
- 『成功脳』斎藤一人著。 誰でも出来る、一流人の脳の使い方。
- 『天』 斎藤一人 柴村恵美子 著。 日本一納税額の斎藤一人さんと、年商35億円といわれる柴村恵美子社...
- 一日に4回、ありがとうと、言われることをする。
- もし、あなたに凄い「しもべ」がいて、あなたの言ったことを全て叶えてくれるとしたら。 斎藤一人さんの『...
-
▼
5月
(60)